最も重要視されるもの

少し前に、会社でセクハラ相談窓口なるものが設置されました。担当はウチの会社での数少ない女性管理職が就きまして。
まぁ女性が担当の方が色々話もしやすいだろうということでそうなったそうですが、まあ妥当な人選だとは思います。

しかしここ10年ぐらいで、よその会社も含めてこの手の部署やら担当やらが随分と増えてきていますよね。
大きな企業ですとそれ専門のポジションもあるようですし、国や地方自治体なんかでもこの手の相談窓口的なものが増えてきています。
それだけ女性へのケアというものを重要視している、という証拠なんでしょう。

確かにこの手のケアってのはかなり重要ではあると思います。
悲しい話ではあるんですけど、やはりこの手のセクハラやらDVやらの被害者ってのは未だに女性の方が圧倒的に多いですからね。
その辺のフォローという意味合いもあるんでしょう。
大きな都市部や企業ほどその辺りが非常にしっかりしています。
むしろそうであることが義務であるかのような風潮になってきていますよね。

しかし悲しいかな、中小企業ですとまだまだこの辺が非常にあいまいだったりすることの方が多いです。
良くも悪くも色々発展途上の企業ですからなかなかそこまで手が回らない、ってのが正直な所なんでしょうけど、やはり現場からは不満の声は上がるものです。

まぁとにかく、企業もお上も女性へのケアを重要視している、ということなんでしょう。
これが中小企業にまで浸透した時、初めて女性も安心して働ける社会になる、ってことなんでしょうね。